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送風機の今後の展望とターボファンの関係とは?

送風機の種類について知るファンとは何か

みなさんは送風機とファン、ブロワの違いをご存知でしょうか。送風機とは羽根のついた車を用い、エネルギーを生み出す装置を指します。また、ファンとは送風機の中でも圧力比が1.1以下になるもの、ブロワとは圧力比が 2程度のものを指します。しかし、改定後の現在では、送風機がファンと同義そのものとなり、ブロワは圧縮機と同じ扱いとなりました。そのほかにも、「シロッコファン」という構造があります。これは小型であり、かつ軽量で安価というメリットをもった装置です。シロッコファンは民生用として低回転で常温帯域で使用され、 大型シロッコファンは産業用途として高回転、-50℃~+500℃まで対応できる耐久度を持ち、広く使用されています。別タイプのファンと比較すると風量が下がるものの、静圧を上げられるという特徴があり、 60%程度までを維持することができます。

また、「サイレントファン」というのもあります。サイレントファンは名前のとおり、騒音が比較的少なくとても静かなのが特徴です。また見た目では、羽根部分がS字型といった点も挙げられます。そのほか「リミットロードファンは、逆S字型をした羽根が特徴の装置です。吸い込む気流と羽根が同方向なため、軸動力が一定以上に増加しないことから、過負荷とならないといった点が挙げられます。

最後に挙げられるのが「ターボファン」という装置で、1枚だけの鉄板で後ろ向きの羽根が作られたものを言います。静圧効率は65 ~80%程度であり、丈夫であることから、より高速回転が可能となり、 高圧力が必要なシーンに多く利用される構造です。ですが、世間一般的に上記のような送風機とはどのようなものか周知されていないことでしょう。

送風機の今後の展望とそれにつながる身近な生活について

送風機が何かわかりやすくいえば、大きな扇風機というイメージでほとんど間違いはありません。送風機を初めて見た人たちはきっとその巨大なパワーに驚くでしょう。扇風機をはるかに上回る大きな構造と、生み出す風のパワーが違うものです。送風機と言えば、私達の身近な生活では、扇風機やエアコンという言葉にあまりにも慣れ親しんでいるため、理解しづらい言葉なのかもしれません。しかし、一般の空調向けとして百貨店や駅、ホテルなどの大型ビルディング、更にトンネルなどの空調や換気という場所に利用され、普段みなさんが頻繁に足を運ぶ場所にも利用されています。また、産業向けとしては、切削・研磨で出る粉塵などの細かいちりを集めるためや、燃料を燃焼させるためになくてはならないものです。

それだけではなく、家庭においてもヘアドライヤーや空気清浄器や布団乾燥機、更にパソコンやプリンターなどに送風機が既に使用され、今後の展望としては、家庭においてもいろいろなシーンで活用されるように開発が進んでいるのが現状です。

燃料を燃やすときに必要な空気を送るため使用される送風機と、ヘアドライヤーで使用される送風機とは、同じ送風機だとしても送風量の面で異なると考えて良いでしょう。これ程までに、一般的になじみがないものの、みなさんは既に送風機がなくてはならない日常生活を過ごしているということになります。各種ファンを製造している企業は今後の展望も含め、自社の強みを生かしつつ安全安心でそれぞれのニーズに沿った品質で信頼を得ています。

送風機を作る会社の精神は時代の流れを読む

今、ターボファンなど送風機を製造している企業にできることは、信頼のおける会社の方針を固め、品質にこだわり続けることです。そのような高いモチベーションが、時代の流れに沿った今後の展望を導き出してくれるはずです。送風機を作る会社は長年の実績があり、それがみなさんの生活につながり、安心して使用することができる送風機を適材適所に提供することができるようになります。大きさごと、種類ごとに分けると実に多種多様な機械があり、だから送風機に対して、プロフェッショナルといえる企業の存在が必要不可欠となります。品質管理に日々努める工程・管理体制の合理化で、コストパフォーマンスに優れた製品をお客様へと提供することができることも可能になります。今、送風機が発電所内機器冷却送風機、洗浄機用送風機、一般住宅の空調機用送風機羽根車、 電子部品乾燥機用送風機・熱交換器、クーリングタワー用ファン用送風機、チューブアンドベーンアキシャルユニット、家庭用暖房機用送風機、など多くの場所で求められているのも、様々な送風機を提供する会社の実績が多くの方々に信用されている証拠ともいえます。シロッコファンやターボファン、クロスフローファン、軸流ファンなど、様々な種類の送風機が、現在「縁の下の力持ち」として私達の社会・生活をしっかり支えてくれているのです。会社で一生懸命仕事をしている人たちも、根本に存在しているスピリットは、一言でいえば「時代の流れを読む」ということです。空気を読み綿密な強度設計を行っています。

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