シロッコファンと軸流ファンの特徴と違いは？

シロッコファンと軸流ファン

日々の生活において様々な場面で影響を与えている部品の一種として知られているものが、ファンです。おおむね送風機などに利用されることが多いファンですが、一口にファンと言っても多種多様のファンがあり、色々な場面に応じてファンの種類が使い分けられていると言えます。

様々なファンの中でも私たちの生活おいて比較的密着しているといえるものが、シロッコファンと、軸流ファンです。なかには聞き覚えがあるように感じる方もいるかもしれません。この2種類のファンは空調設備やモーターに利用されていたりなど、生活を送る際の貴重な部品として実は日々触れ合っていることが多いのです。

そんなシロッコファンと軸流ファンですが、品質が悪いものを使用してしまった場合にはそのファンを利用している機械そのものの品質も悪くなり、私たちの生活に多大なる影響を及ぼす可能性があります。例えば使用しているうちに突然空調設備が壊れてしまったり、冷蔵庫が壊れたりなど大変重要な生活家電製品の故障に繋がるどころか、下手をすると火災などに発展する恐れもあり非常に危険です。そのため日々ファンが搭載されている製品を利用したお仕事をされている方の場合には価格ではなく、品質をみてファンを選択することが大切で重要であるといえます。

ファンは機器にとってたかが一部品です。しかしながらされど一部品であり、一部品一部品を大切にしていなければ重大な事故につながる恐れがあります。ファンを普段職場で利用されているという方は定期的に掃除やメンテナンスを行うことはもちろん、異常が発覚した場合すぐに商品そのものを取り換えることが出来るよう事前に依頼をする企業をいくつかピックアップして確認しておくとよいです。

それぞれの特徴は？

ファンにはそれぞれ独自の特徴がありますので、選ぶ際には使用条件や利用用途に合わせたものを選ぶ必要があります。頻繁に利用されることの多いシロッコファンと軸流ファンにおけるそれぞれの特徴についてご説明します。

まずは軸流ファンに関してです。いわゆる扇風機のような形状のものが多く、非常に強力な風を起こすことが出来ます。これこそが軸流ファンの大きな特徴の一つであると言えます。その力強さから防爆エリアや高温エリアに利用される商品もあり、圧倒的パワフルさと頑丈さで日々の生活に利用されている傾向があります。素材も丈夫なものでつくられている商品が多いので、ちょっとやそっとでは壊れないことも特徴の一つです。

次にシロッコファンに関してです。こちらは一見するとまるでタイヤのような丸みを帯びたフォルムが特徴である商品が多く、非常に軽いため小型の商品もつくりやすいです。そのことから各種装置に利用されているオールマイティーなキャラクターであるといえます。ほとんどが小型かつ軽量の部品でつくられているため、パワフルさはありませんが丈夫な商品が多く、様々な機器に利用されていることが特徴です。

このように、一口にファンと言っても軸流ファンとシロッコファンでは、利用される機器やそのパワー、そして材質なども異なります。自分が利用したいと考えているファンはいったいどちらが有効なのか、ファン同士をしっかりと比較して使用条件や用途に見合った正しい商品を利用することが大切になるといえるでしょう。

利用されているアイテムは？

シロッコファンと軸流ファンのどちらも様々な商品に利用されており、生活必需部品として知られています。主にそれぞれ以下のような用途で利用されることが多いです。

まずシロッコファンの場合ですが、こちらは軽量小型化が進んでいるためにモーターの一部分として利用されたり、ご家庭でよく利用されるタイプの空調や、冷凍庫などに利用される空調、一般の生活家電を始めとした電子部品などに利用されることが多い部品です。部品のサイズが小型のものから大型のものまで非常にバラエティーに富んでいますので、利用する場面や条件に応じた部品を用意しやすく、多くの場面で利用されているといえます。

次に軸流ファンに関してです。こちらはそのパワフルさと強靱性が非常に優秀な機器として知られていますので、その特長を生かした送風機や、企業や職場でも頻繁に利用される農業用軸流ファン、ラジエーター冷却、庫内排気ファン、モーター類などの様々な場面に積極的に利用される傾向が多いといえます。また、今ではこちらも小型化が進んでいるため企業用の小型加湿器としても利用されていることが近年増えています。

このように、それぞれのファンがそれぞれの特長を生かして、様々な生活の場面で利用されている傾向があります。利用される機器は企業によっても異なりますが、非常に自由度が高い部品として知られていますので、機器開発の際などにファン部品をお探しの方は、色々なファンを比較して、それぞれの部品を検討してみてはいかがでしょうか？