回転機械である送風機には必ずベアリングが使われています。ベアリングは「形」「大きさ」「材質」「すきま」などによってとても多種類となっていますが、インサートユニットでは汎用性を持たせるためその種類をまとめてシリーズ化されているうえ、ベアリングに初めからグリスが充填されていてハウジングをセットしてあります。そのため、選定や取り回しが非常に便利ですので多くの送風機に採用されています。よく目にする「UKタイプ」とか「UCタイプ」と呼ばれているユニットのことです。
これらのユニットの呼び方ですが、以前は「玉軸受ユニット」という呼び方が一般的でした。近年メーカーは「インサートユニット」とか「ベアリングユニット」と呼んでいます。
人によって「ピロー」と呼ぶ人がいますが、ベアリングで「ピロー」というのは正式には「枕型」の意味ですので不適切です。フランジタイプのユニットも含めて「インサートユニット」又は「ベアリングユニット」呼ぶのが合理的です。
送風機の「インサートユニット」はピロー型とフランジ型の2種類がよく使われています。