新シリーズのリミットロードファンLLP-3.5の基本設計及び実機特性計測を終えました。
今後はプラントおよびエアハンドリングユニット、空調機向けに当シリーズを展開してまいります。
■シリーズ名
LLP(=リミットロードのプレート型の頭文字より。このリミットロードファンは遠心式ファン、後向き羽根、ターボファンの範疇となっています。)
■シリーズの特徴
・シロッコファンよりも高い静圧領域向け ・最高全圧効率72.4%(LLP-3.5実測値) ・堅牢な板羽溶接構造
・吸込口と羽根車に絞り加工部品を採用(羽根車形状の設計に流体解析ソフトも活用)し、より流体のエネルギー損失を低減。
・両側吸込、1連式、2連式などのバリエーションに対応。
・駆動方式は、モーター(軸又はカップリング)直結やベルト掛け式に対応します。
・特性グラフにはこれまで風量に対する静圧、軸動力、静圧効率を記載していましたが、
当シリーズ以降の新機種には全圧曲線を加えます。効率曲線は全圧効率とします。
■シリーズ番手展開
1.75, 2, 2.5, 3, 3.5, 4, 4.5を計画中。(新規製作番手ごとに実測予定します。)
また、同サイズのエアフォイル型(=LLA型)の羽根車が完成しており、特性計測を年内に終え展開していく計画です。
今後とも宜しくお願い申し上げます。